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  1. 八戸市議会 2021-06-15
    令和 3年 6月 定例会-06月15日-05号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年 6月 定例会-06月15日-05号令和 3年 6月 定例会         令和3年6月八戸市議会定例会会議録(第5号)         ────────────────────── 議事日程第5号  令和3年6月15日(火曜日)午前10時開議 第1 議案第115号 八戸市監査委員に選任する者につき同意を求めることについて 第2 議案第92号 令和3年度八戸市一般会計補正予算    議案第93号 令和3年度八戸市自動車運送事業会計補正予算    議案第95号 八戸市立学校学校医学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第96号 承認地域経済牽引事業のために設置される施設に係る八戸市市税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第97号 八戸市保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第98号 八戸市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第99号 八戸市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第100号 八戸市指定障害児通所支援事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について    議案第101号 八戸市指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第102号 八戸市指定障害者支援施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第103号 八戸市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第104号 八戸市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第105号 八戸市地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
       議案第106号 八戸市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第107号 八戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定について    議案第108号 八戸市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について    議案第109号 八戸市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について    議案第110号 八戸市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について    議案第111号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(令和2年度八戸市一般会計補正予算の処分)    議案第112号 八戸市公会堂・公民館耐震改修電気設備工事請負の一部変更契約の締結について    議案第113号 新大橋整備工事(その5)請負の一部変更契約の締結について    議案第114号 指定ごみ袋の買入れについて 第3 陳情5件 第4 閉会中の継続審査について 第5 閉会中の継続調査について  ────────────────────  本日の会議に付した事件 議事日程に同じ  ──────────────────── 出席議員(32名)        1番     山之内 悠君        2番     間 盛仁 君        3番     高橋正人 君        4番     中村益則 君        5番     吉田洸龍 君        6番     髙橋貴之 君        7番     田名部裕美君        8番     久保しょう君        9番     久保百恵 君        10番     岡田 英 君        11番     日當正男 君        12番     高山元延 君        13番     三浦博司 君        14番     上条幸哉 君        15番     苫米地あつ子君        16番     田端文明 君        17番     夏坂 修 君        18番     工藤悠平 君        19番     藤川優里 君        20番     小屋敷 孝君        21番     壬生八十博君        22番     豊田美好 君        23番     松橋 知 君        24番     森園秀一 君        25番     寺地則行 君        26番     冷水 保 君        27番     伊藤圓子 君        28番     山名文世 君        29番     立花敬之 君        30番     坂本美洋 君        31番     五戸定博 君        32番     吉田淳一 君   -------------------- 欠席議員(なし)   -------------------- 地方自治法第121条による出席者    市長         小林 眞 君    副市長        田名部政一君    副市長        大平 透 君    教育長        伊藤博章 君    総合政策部長     中村行宏 君    まちづくり文化スポーツ部長               前田 晃 君    総務部長       石田慎一郎君    財政部長       品田雄智 君    商工労働観光部長   磯嶋美徳 君    福祉部長       池田和彦 君    健康部長       佐々木勝弘君    市民防災部長     秋山直仁 君    環境部長       石上勝典 君    建設部長       八木田満彦君    都市整備部長     大志民 諭君    教育部長       石亀純悦 君    交通部長       佐藤浩志 君    監査委員       大坪秀一 君   -------------------- 出席事務局職員    事務局長       田中一美    次長兼庶務課長    佐々木結子    議事課長       榊原正克    副参事(議事グループリーダー)               山道隆央    主幹         槻ノ木沢昌敏    主査         八木橋昌平    主査         安藤俊一  ────────────────────   午前10時00分 開議 ○議長(森園秀一 君)これより本日の会議を開きます。  ────────────────────
    △日程第1 議案1件上程 ○議長(森園秀一 君)日程第1議案第115号八戸監査委員に選任する者につき同意を求めることについてを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長  〔市長小林眞君登壇〕 ◎市長(小林眞 君)おはようございます。ただいま上程されました議案について御説明申し上げます。  議案第115号は、議員である監査委員の辞任に伴う後任の監査委員五戸定博氏を選任することについて同意を求めるものであります。  何とぞ慎重に御審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げまして、議案の説明を終わります。  〔市長小林眞君降壇〕 ○議長(森園秀一 君)この際、お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第115号を直ちに審議いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、議案第115号を直ちに審議することに決しました。  お諮りいたします。  本人事案件は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)討論なしと認めます。  これより議案第115号を採決いたします。  本案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。  ──────────────────── △日程第2 議案22件 △日程第3 陳情5件 ○議長(森園秀一 君)日程第2議案第92号令和3年度八戸市一般会計補正予算、議案第93号令和3年度八戸市自動車運送事業会計補正予算及び議案第95号八戸市立学校学校医学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第114号指定ごみ袋の買入れについてまで並びに日程第3陳情5件を一括議題といたします。  各常任委員長から委員会における審査の経過と結果について、順次報告を求めます。  総務常任委員長の報告を求めます。  藤川優里委員長  〔19番藤川優里君登壇〕 ◎19番(藤川優里 君)総務常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第92号令和3年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第1款議会費では、議員の政務活動費を減額するものであります。  第2款総務費では、総務管理費において、一般財団法人自治総合センターからの助成決定に伴うコミュニティ助成補助金を増額するものであります。第10款教育費では、教育総務費において、新型コロナウイルスの影響により、修学旅行の延期、中止した際の学校の負担軽減を図るための修学旅行費企画取消料補助金を増額するものであります。  審査の過程において委員から、八戸小唄まつりの今年度の開催について質疑があり、理事者から、新型コロナウイルス感染状況を見ながら実行委員会で検討中であるとの答弁があったのであります。  次に、歳入予算の主なる内容は、国庫支出金を増額するものであります。  第2条地方債の補正では、災害救助事業を追加するものであります。  本案に対して意見を徴したところ、苫米地委員から、準要保護児童生徒就学援助周知徹底及び八戸小唄まつりの開催の可否について、十分な協議を望むとの意見を付して賛成するとの発言があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第95号は、公立学校学校医学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、市立学校学校医等の公務上の災害に対する介護補償の額を引き上げるためのものであります。  議案第111号は、市税、地方交付税等の増額、除雪経費の減額、市債管理基金等の積立て及び市債の決定等のため、令和2年度八戸市一般会計補正予算を定めることを処分したものについて、その承認を求めるものであります。  議案第112号は、さきに請負契約を締結した八戸市公会堂・公民館耐震改修電気設備工事について、設計変更により契約額を変更するためのものであります。  以上3件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決・承認されました。  次に、令和3年陳情第7号女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准を求める陳情については、坂本委員吉田洸龍委員高橋正人委員上条委員から、我が国の司法制度との関係で、様々な検討を行っている国の動向を踏まえつつ、課題の解消など批准に向けた環境整備が必要であることから、速やかに批准すべきという意見書を提出することは時期尚早との立場から不採択とされたいとの意見がありました。  一方、苫米地委員からは、女性差別撤廃はジェンダー平等の基本となるもので、もっとスピード感を持って検討することを促すためにも採択されたいとの意見がそれぞれ出されたのであります。  本陳情を採決に付した結果、起立少数をもって不採択と決しました。  次に、令和3年陳情第8号日本軍慰安婦問題の真の解決を求める陳情については、坂本委員上条委員からは、慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認した日韓合意の着実な実施を韓国側に求めていくという国の方針を支持することから不採択とされたいとの意見があり、吉田洸龍委員からは、政府がこれまで様々な取組を行ってきており、解決済みの問題であること、また、外交問題でもあり、国の取組を見守りたいことから不採択とされたいとの意見があり、高橋正人委員からは、政府はこれまで機会があるごとに謝罪の意を表明し、基金への拠出など最大限尽くしてきており、政府の忠実な韓国側に対する取組を注視していく必要があることから不採択とされたいとの意見がありました。  一方、苫米地委員からは、被害者が謝罪とそのあかしとしての補償を求めているのであれば解決に向けて応じるべきと考えることから採択とされたいとの意見がそれぞれ出されたのであります。  本陳情を採決に付した結果、起立少数をもって不採択と決しました。  次に、令和3年陳情第9号所得税法第56条の廃止を求める陳情については、坂本委員高橋正人委員上条委員からは、過去に当市議会において全会一致で可決し提出した意見書所得税法第56条及び関連条項の見直しを求めるものであり、廃止というところまで踏み込んだ意見書の提出は国の検討の範囲を狭めるものであり、適切ではないと考えることから不採択されたいとの意見があり、吉田洸龍委員からは、国の第5次男女共同参画基本計画における税制等の各種制度の在り方を検討するという国の動向を見守りたいことから不採択とされたいとの意見がありました。  一方、苫米地委員からは、所得税法第56条が家族従業女性経済的自立を妨げているとの国連の女性差別撤廃委員会の指摘も踏まえ、採択とされたいとの意見がそれぞれ出されたのであります。  本陳情を採決に付した結果、起立少数をもって不採択と決しました。  以上で報告を終わります。  〔19番藤川優里君降壇〕 ○議長(森園秀一 君)経済常任委員長の報告を求めます。  高山元延委員長  〔12番高山元延君登壇〕 ◎12番(高山元延 君)経済常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第92号令和3年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、総務管理費において、市へ寄附されたふるさと寄附金貿易振興基金積立金に積み立てるものであります。  第7款商工費では、商工費において、観光案内機能をはちのへ総合観光プラザからびゅうプラザ八戸駅跡地に移転整備するため、八戸駅新観光案内所実施設計業務委託料を新たに計上するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第93号令和3年度八戸市自動車運送事業会計補正予算の主なる内容は、資本的収入及び支出のうち、支出について、多言語バスロケーションシステムを新たに導入するための費用を増額するものであります。  審査の過程において委員から、多言語バスロケーションシステムは今回の導入で完了となるものかとの質疑があり、理事者から、しばらくは今回導入するシステムを運用するものであるとの答弁があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第96号は、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展基盤強化に関する法律第26条の地方公共団体等を定める省令の一部改正に伴い、固定資産税課税免除の対象となる施設の設置等に係る基本計画の同意日の期限を延長するとともに、その設置等の期限について所要の改正をし、その他規定の整理をするためのものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔12番高山元延君降壇〕 ○議長(森園秀一 君)民生常任委員長の報告を求めます。  岡田英委員長  〔10番岡田英君登壇〕 ◎10番(岡田英 君)民生常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第92号令和3年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、こども未来基金積立金において、ふるさと寄附金を積み立てるものであります。  第3款民生費では、子育て世帯生活支援特別給付金費において、対象世帯分給付金所要額を計上するものであります。  審査の過程において委員から、コロナ禍における民生委員活動状況について質疑があり、理事者から、訪問ではなく電話等での対応を取っており、特に活動に支障は出ていないと伺っているとの答弁があったのであります。  第4款衛生費では、予防費において、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費として、自宅療養者に対して、医師による健康観察等を実施するための業務委託料を計上するものであります。  審査の過程において委員から、自宅療養者健康支援業務委託詳細内容について質疑があり、理事者から、現在、当市において新型コロナウイルス感染者自宅療養者はいないものの、今後、発生した場合、八戸市医師会の協力の下、1日1回健康観察を行い、自宅療養者の不測の事態に備えるという内容のものであるとの答弁があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第97号は、救護施設更生施設授産施設及び宿所提供施設の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、救護施設等における就業環境の整備及び非常時の対応の強化を図るためのものであります。  議案第98号は、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、児童福祉施設における書面の作成等について電磁的記録により行うことを可能とするためのものであります。  議案第99号は、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、家庭的保育事業者等における書面の作成等について電磁的記録により行うことを可能とするとともに、その他所要の改正をするためのものであります。  議案第100号は、児童福祉法に基づく指定通所支援事業等の人員、設備及び運営に関する基準等の一部改正に伴い、指定障害児通所支援事業者等における書面の作成、交付等について電磁的記録または電磁的方法により行うことを可能とするとともに、その他所要の改正をするためのものであります。  議案第101号から議案第106号は、障害者日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の一部改正に伴い、事業所業務負担軽減利用者利便性向上を図る観点から、事業所における諸記録の作成、保存や、利用者への説明、同意のうち、書面で行うものについて、電磁的記録または電磁的方法により行うことを可能とするためのものであります。  議案第107号は、個人番号カード交付手数料を廃止するためのものであります。  議案第108号は、新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税の減免に係る申請書提出期限特例措置を引き続き実施するためのものであります。  議案第109号は、新型コロナウイルス感染症の影響による保険料の減免に係る申請書提出期限特例措置を引き続き実施するためのものであります。  審査の過程において委員から、介護保険料未納者に対する対応について質疑があり、理事者から、電話等納付計画などの相談を行っているほか、生活困窮者に対しては、生活保護等の制度を紹介するなど、その方の状況に寄り添った対応を取っているとの答弁があったのであります。
     以上13件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、令和3年陳情第1号国立病院機能強化を求める陳情に対して意見を徴したところ、豊田委員から、国立病院の運営に関しては、国の支援と機構内の自主性の両立が必要であり、国では令和2年度補正予算と令和3年度予算案において十分な予算が確保されている。一方で、経営に関しては、独立行政法人として、機構内のネットワークにおいて議論を加速させる必要があり、現況を総合的に判断すると、機構内における自主性が認められないことから不採択とされたいとの意見があり、三浦委員から、独立行政法人国立病院機構は、厚生労働大臣が定めた中期目標を踏まえた中期計画に基づき運営されている中で、国が医療政策として担うべき地域の機能性、また、感染症対策パンデミックにどう取り組んでいくのか動向を注視していく必要があることから不採択とされたいとの意見があり、夏坂委員から、国立病院機能強化における財源については、国から十分な財源確保財政支援がなされていると捉えており、独立行政法人という性質上、自立性、自主性を重んじていかなければならないことから不採択とされたいとの意見がありました。  一方、伊藤委員から、新型コロナウイルスの感染が拡大し、病床数が逼迫しているという状況であり、変異株も出ている中で、新型コロナウイルスに備えた体制を取っていかなくてはならないため、地域医療体制というものを見直し、国立病院の在り方を検証していかなければならないことから継続審査とされたいとの意見が出されたのであります。  本陳情については、まず継続審査について採決したところ、起立少数をもって否決され、次に起立採決をした結果、不採択と決しました。  次に、令和3年陳情第5号安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための陳情に対して意見を徴したところ、豊田委員から、国では、新型コロナウイルスと闘う医療、福祉の提供の確保のため、切れ目のない予算の措置を行うとしており、また、医師、看護師、保健師等については、まだ十分とは言えないまでも増員されており、保健所の増設についても、当市を含む中核市において増加していることがうかがわれる。さらに、これらに関する財源等を確保することとなれば、社会保障に関わる国民負担軽減を図るという内容の陳情項目と、整合性から見て、相入れないものがあることから不採択とされたいとの意見があり、三浦委員から、新型コロナウイルス感染拡大が収束しない中にあって、政府において財源確保の努力は見えているところであるが、陳情項目が多岐にわたっていることから、今後、適時、個別に議論が必要であると考えられることから不採択とされたいとの意見があり、夏坂委員から、医療、介護、社会保障全般として、財源を確保していく必要性は認識しているが、社会保障を充実させるためには、国民に対し、ある一定の負担を求めていかなければならず、国民の負担軽減という内容の陳情項目と相反するという視点から不採択とされたいとの意見がありました。  一方、伊藤委員から、国では、新型コロナウイルスに関して、各種分野で拡充がされていることは見受けられるが、これまでやってきた医療、介護、福祉に対する体制や仕組みが軽視されてきたと強く感じており、財源の確保等に関してさらに今後も取り組んでいただきたいが、社会保障に関わる国民負担軽減に関しては多岐にわたる内容であり、今後の国の動向も捉えながら考える必要性があることから継続審査とされたいとの意見が出されたのであります。  本陳情については、まず継続審査について採決したところ、起立少数をもって否決され、次に起立採決をした結果、不採択と決しました。  以上で報告を終わります。  〔10番岡田英君降壇〕 ○議長(森園秀一 君)建設常任委員長の報告を求めます。  日當正男委員長  〔11番日當正男君登壇〕 ◎11番(日當正男 君)建設常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第92号令和3年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、総務管理費において、市へ寄附された寄附金を都市緑化基金積立金へ積み立てるものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第110号は、所得税法の一部改正に伴い、市営住宅の入居者の選考において優先的に入居させることができる者について規定の整備をするためのものであります。  議案第113号は、さきに請負契約を締結した新大橋整備工事(その5)について、設計変更により契約額を変更するためのものであります。  議案第114号は、指定ごみ袋を買い入れるためのものであります。  以上3件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔11番日當正男君降壇〕 ○議長(森園秀一 君)以上をもって各常任委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対し御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  田端文明議員の発言を許します。  田端文明議員 ◆16番(田端文明 君)陳情第1号国立病院機能強化を求める陳情の不採択に対する反対討論を行います。  国立病院は、1945年の敗戦を機に、陸海軍病院、傷痍軍人療養所が厚生省に移され、日本国憲法第25条に定める生存権の具体的な担い手として発足しました。筋ジストロフィー、結核、感染症、災害医療、僻地医療など、民間病院では対応困難な医療を担い、地域医療にも重要な役割を果たしてきております。  しかし、国は行政改革の一環として、1986年に74か所の国立病院、療養所を統廃合、移譲計画を発表し、2004年には国立病院独立行政法人に移行し、採算性を優先してきました。国からの運営交付金は毎年減らされ、医師、看護師はぎりぎりの人数しか配置されてきておりません。これでは、患者の期待に十分に応えることはできません。  戦後最悪と言われる新型コロナの感染拡大で、日本の医療体制の脆弱さが浮き彫りとなりました。医療現場では、厳しい人員体制で心身ともに疲弊した状態で休むことなく患者の命と向き合っているのです。個人の使命感、責任感頼みだけでは、医療現場は崩壊してしまいます。吹上の国立病院でも医師、看護師の離職が出始めており、差し迫った状況に置かれているのです。国が責任を持って財源を確保し、職員の増員を図ることの意見書を国に上げていただきますよう心からお願いしたいとの陳情です。新型コロナの感染拡大を食い止めるためにも、八戸市議会として、この陳情に応えるのは当然のことです。今議会で採択をし、国に意見書を上げるよう議員各位にお願い申し上げ、討論を終わります。 ○議長(森園秀一 君) 久保しょう議員の発言を許します。  久保しょう議員 ◆8番(久保しょう 君)私は、日本共産党議員団を代表しまして、青森県医療労働組合連合会の代表から出されました陳情第5号安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための陳情に賛成の立場から、民生常任委員会の不採択に反対し、採択をするようにお願いし、討論を行います。  新型コロナウイルス感染症の広がりが収まらない下、今、全国の医療や介護関係の現場では、医療、介護、福祉に十分な財政確保がなされていない現状にあります。さらに、政府は、公立公的病院の統廃合や地域医療構想を見直し、病院を削減しているため、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ることができない状況です。2014年の法改定で導入した地域医療構想をてこにして、都道府県に病床削減の計画をつくらせ、2025年の病床数を、本来必要とされる152万床から119万床に、33万床削減していく計画を推進しています。政府は、病床削減、患者追い出しの強化を狙った制度改悪を即時に中止、撤回し、必要な医療体制の維持、拡充を図らなければなりません。  新型コロナウイルス患者の受入れをしている病院に勤務をしている看護師は、いつ倒れてもおかしくない働き方をしており、現場は危機的な状況になっています。今、病院などでは、通常の医療業務と新型コロナウイルス感染症業務の2つの事業をこなすために一生懸命に市民の感染症対策の前面に対峙しています。ストレス解消ができないまま、メンタルの不調に陥りやすくなっています。大変なのは医療労働者だけではありません。経営者の置かれている状況も深刻になっています。ですから、コロナウイルス対策で不足している医師、看護師、医療技術者、介護職等の大幅な増員、そして、国が削減をしてきた保健所を増設し、削減された保健師の増員が必要となっています。また、将来にも向けた新たなウイルスの研究や検査検疫体制の強化、拡充が求められています。さらに、社会保障に係る国民負担の軽減を図ることも必要なことになります。  この陳情書は、今通常国会に提出した国会請願署名63万筆余りが提出をされています。紹介賛同議員は135名に達し、198の地方議会からも意見書が上げられています。既に労働者の個別の我慢や頑張り、使命感や責任頼みでは、医療関係現場は崩壊してしまいます。限界を超えた働き方により、医師や看護師の離職が続いています。安全・安心の医療、介護の実現と、国民の命と健康を守るための意見書を国に上げてほしいという医療現場からの切実な声を無にすることはできません。どうかこの現状を御理解いただき、現場を励ます意味合いからも採択をいただきますようお願い申し上げ、よって陳情第5号を不採択とした民生常任委員会での結果について反対するとともに、陳情第5号に対して賛成することを申し上げて、日本共産党の代表としての討論といたします。 ○議長(森園秀一 君)以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)これにて討論を終結いたします。  これより議案第92号、議案第93号及び議案第95号から議案第114号までの議案22件を一括して採決いたします。  以上の議案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、令和3年陳情第1号、令和3年陳情第5号及び令和3年陳情第7号を一括して採決いたします。  以上の陳情の委員長報告は不採択であります。  以上の陳情は委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(森園秀一 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、以上の陳情は委員長報告のとおり不採択と決定されました。  次に、令和3年陳情第8号及び令和3年陳情第9号を採決いたします。  以上の陳情の委員長報告は不採択であります。  以上の陳情は委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(森園秀一 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、以上の陳情は委員長報告のとおり不採択と決定されました。  ──────────────────── △日程第4 閉会中の継続審査について ○議長(森園秀一 君)日程第4閉会中の継続審査についてを議題といたします。  各常任委員長から会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出があります。  お諮りいたします。  各常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、各常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。  ──────────────────── △日程第5 閉会中の継続調査について ○議長(森園秀一 君)日程第5閉会中の継続調査についてを議題といたします。  各委員長から会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出があります。  お諮りいたします。  各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  ────────────────────   市長挨拶 ○議長(森園秀一 君)この際、市長から発言の申出がありますので、これを許します。  市長  〔市長小林眞君登壇〕 ◎市長(小林眞 君)令和3年6月八戸市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  議員の皆様には、去る6月1日から本日までの15日間にわたり、本議会に提案しました令和3年度八戸市一般会計補正予算など議案24件について、終始熱心かつ慎重に御審議を尽くされ、全議案とも原案のとおり議決を賜り、厚く御礼申し上げます。  議決いただきました各議案の執行に当たりましては、万全を期してまいりますとともに、本議会において、議員の皆様から寄せられました貴重な御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営に当たり十分に配慮してまいりたいと存じます。  さて、昨年末に竣工した八戸市美術館につきましては、現在、館内の温湿度や空気環境を整える作業、美術館前広場の整備など準備を進めております。これらの作業等の見通しが立ってまいりましたことから、開館日を令和3年11月3日、文化の日に決定いたしました。開館に先立ちプレ事業を実施するほか、開館日の11月3日から令和4年2月20日までは「ギフト、ギフト、」と題した開館記念事業を、様々な分野のアーティストに御参加いただき実施することとしております。  今後も、美術館の開館に向け、効果的な広報活動を行いながら着実に準備を進めてまいりますので、議員各位におかれましては、何とぞ一層の御指導と御支援を賜りますようお願いを申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。  〔市長小林眞君降壇〕  ────────────────────
      閉 会 ○議長(森園秀一 君)今期定例会における議員並びに理事者各位の御精励に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。  これにて令和3年6月八戸市議会定例会を閉会いたします。   午前10時39分 閉会    署  名  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    令和3年6月15日       八 戸 市 議 会                 議 長  森 園 秀 一                 副議長  三 浦 博 司                 議 員  山之内   悠                 議 員  夏 坂   修...